仕事とミッション

秦野営業所でバス運転士として勤務しています。営業所の管轄エリアは、小田急線の渋沢駅・秦野駅・東海大学前駅・鶴巻温泉駅、そしてJR東海道線の平塚駅・大磯駅・二宮駅・国府津駅など、多岐にわたります。複数の路線をローテーションで担当し、日々異なるルートを走行しています。

私たちの使命は、安全かつ正確にバスを運行すること。朝は車両点検、アルコールチェック、健康確認などの点呼から始まり、運転業務に入ります。運転中はモニターに事故情報や電車の遅延などがリアルタイムで届くため、常に先を見越した運転を心がけています。

最近はICカードの普及で乗降もスムーズになりましたが、車椅子のお客様の乗車補助など、直接のコミュニケーションも大切にしています。お客様がストレスなく快適に乗車できるよう、細やかな気配りを意識しています。

入社のきっかけ

バス運転士に憧れたのは小学生の頃。狭い交差点をスムーズに通過する姿に「かっこいい」と感じたのが始まりでした。運転が好きで、普通一種免許取得後はスポーツタイプのマニュアル車に乗っていました。憧れを実現するために地元の自動車学校で大型二種免許を取得しました。

研修センターで約1カ月の研修後、秦野営業所に配属。班長運転士のもとで約3カ月の見習い期間を経て独り立ちしました。最初は不安もありましたが、休日に自家用車で路線を回って覚え、半年～1年ほどで運転に集中できるようになりました。現在は後輩も増え、アドバイスする立場にもなっています。

仕事への想い

お客様の命を預かる責任は大きいですが、運転が好きで始めた仕事なので、毎日楽しく働いています。安全運転はもちろん、観光バスのような快適な乗り心地を提供したいという思いもあります。カーブや坂道ではショックを抑えるように操作し、停車時の揺れも最小限に。お客様から「若いのに運転が上手だね」と声をかけていただいた時は、本当に嬉しかったです。

運転士は外では一人ですが、営業所に戻ってからの情報共有がとても重要です。「この交差点は人が飛び出しやすい」「自転車が多い」など、先輩から教わった細かな情報を、今は自分が後輩に伝える立場となりました。仲間と協力しながら、安全運行を続けていきたいです。

プライベート

休日はバイクとゴルフを楽しんでいます。愛車はZ900RSという大型バイクで、仲間と泊まりのツーリングにも出かけます。ゴルフは始めて2年ほどですが、同僚ともよくラウンドに行きます。この地域はゴルフ場が多く、箱根方面にも足を延ばせるのが魅力です。
運転士には多彩な趣味を持つ人が多く、共通の趣味を通じた交流も楽しみのひとつ。事前に調整すれば長期休暇も取得できるので、いつか海外旅行にも行ってみたいですね。